すなふきん飛影60～冬の章～

おおきなきのおうちからは　あたたかそうないいにおいがしました
えんとつからは　ゆきよりもしろいけむりがでています
きっとだんろがあるのでしょう
すなふきんひえいはこごえたからだをあたためたいため
そのいえのなかにはいってみることにしました

ひさしぶりにふりー。

お気に召した方はお持ちくださいませ。
キャラクタの詳細は日記にて。

すなふきん飛影59～冬の章～

まっしろのところしかあるかない
くろくてちいさい　すなふきん
さむいさむい　かんかくもなくなります
まずゆびさき　ぶーつのなかのつまさき

そうなっていくごとに　なぜかどこかあんしんしています

べつにこわいことじゃないからです

このままあるこう
このままこのまま

なぜこわくないのかは　ひえいもわかりません

そんなときに
ぴかりちらり　きづきもしませんでしたが
ちかくにおうちがありました
えんとつからは　しろいけむりをはいています

きっとあたたかな　そのおうちで　なにがされているのだろう
たったいっけんしかないこのおうちは　なんなのだろう

ひえいはそのいえへむかってあるいていきました

すなふきん飛影58～冬の章～

はろうぃんがおわってしまえば
なにもなくなるような　さびしいあきのきょうしゅうです
あしもとには　きいろいおちばのじゅうたんが
ふむたびにまいあがって　どこかへいつのまにか　さっていきます

にんげんかいは　あるいていれば　すぐにきせつがかわるのさ

まかいとにんげんかいを　いききしていればわかるのです
くるたびにかわる　におい

きらいじゃない

もうしろいゆきがふる　ふゆがきます
ひえいは　うまれたときのことは　おぼえてないけど
このしろいゆきはよくおぼえています

にんげんかいと　ひょうがのくに
どちらがゆきのりょうがおおいものなのか

ひえいは　ゆきのふるほうこうへ　あるいていきました

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